アクティブラーニングで実験科目の教育を変える

実験科目において、自主的に学ぶためにはどのようにしたらいいのかをアクティブラーニングを使った授業の記録

寒天とゼラチンの凝固作用実験の内容をジクソー法で理解する 方法編

寒天とゼラチンは加える果汁の性質によって固まったり固まらなかったりします。さらに、寒天とゼラチンは主成分が違うため、同じ果汁を加えても片方は固まるがもう片方は固まらないという事象が発生します。

実験では、各班全ての事象を実験で行うのがベストなのですが、時間的物理的制約や過去の経緯により、ひとつの班においては一条件での実験を行いました。
実際に行った条件は次の表のとおりです。

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さて、ここからがジクソーの展開になります
1.各班実験結果発表

2.各班の実験結果を聞いて、理解できなかったところ、疑問に思った点を、各自コメントシートNo1に記入して提出 (ジクソー法による理解度の促進効果を図るため)

3.次の授業までに、自分の班の実験結果がなぜそうなったのか、原理などを調べてくることを課題とした(調べた内容は実験ノートに記載)
→プレエキスパート活動

4.3.で各自が調べた結果を持ち寄って班での意見をまとめる→エキスパート活動

5.各班1名ずつで新たにジクソー班をつくり、自分の班の結果やなぜそうなったのかを発表、質問などディスカッションし、その結果をまとめる。→ジクソー活動
さらに、2のときに理解できなかったろこと、疑問に思った点が解決したか、理解できたか、やはりわからないところがあったか等コメントシートNo.2に記入して提出

6.各自実験レポート作成