アクティブラーニングで実験科目の教育を変える

実験科目において、自主的に学ぶためにはどのようにしたらいいのかをアクティブラーニングを使った授業の記録

寒天とゼラチンの凝固作用実験の内容をジクソー法で理解する 自己評価ルーブリックによる振り返り

レポート作成が終わったので、自己評価ルーブリックに従い、振り返りを行いました。

自己評価の内容
観点:凝固作用 寒天とゼラチンの違い

レベル1:寒天とゼラチンの主成分がわからない
レベル2:寒天とゼラチンの主成分が何かわかる
レベル3:寒天が固まらない、ゼラチンが固まらない条件が何かわかる
レベル4:寒天が固まらないのはなぜか、ゼラチンが固まらないのはなぜか説明ができる

自己評価は、
予習動画&課題取り組み前
予習動画&課題取り組み後
レポート作成後
の3段階にわけて自己評価してもらいました。

その結果は、

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以上のように、70%近くの人がレベル3以上になりました。レベル4はなぜそうなるのかを説明できないといけないため、このハードルを越えることができなかった学生がいたようですが、これについては今後の学習で越えることができると予想しています。

このように効果があった反面、レベル1あるいは2の状態の学生が30%程度おり、こちらのフォローアップの対策をしていかなければなりません。

大切なことは、理解不十分な学生が誰でどの程度かを必要なタイミングでわかることではないかと感じています。