アクティブラーニングで実験科目の教育を変える

実験科目において、自主的に学ぶためにはどのようにしたらいいのかをアクティブラーニングを使った授業の記録

食品中のビタミンCの定量 ピアレビュー方式で学習する その2 各自が考えた効率的な摂取方法を発表し意見交換する

実験結果をもとに、大根のビタミンCを効率よく摂取方法・献立をを考えることを課題とし、

foodscienceal.hateblo.jp

 

各自が考えてきた結果を班の中で発表し意見交換をしました。

意見交換するなかで、

他の人が調べてきた結果で、へぇーと思うもの・気づきを記録するとともに、自分の最終意見をまとめました。

結果的に、効率よく摂取する方法として挙がっていたものは次の通りでした。

みぞれ鍋

具だくさんスープ

大根サラダ

さっと炒める

大根おろしのまま

班の中で話あった結果、自分では思いつかないような、または調べられなかったことを知ることができて有意義だったようです。昨年までは自分ひとりで考えてレポートにしていましたが、今年からピア・レビュー方式を用いたことにより、学生自身にも気づきがあったようです。

 

なお、この単元を通して学んでほしい内容は、前期の講義で学習したビタミンCの性質を思い出すこと。ちょうど並行して行っている他の授業で人参の成分やおせちの紅白なますについて学習内容を照らし合わせる。

そして、効率的な摂取を考えたうえで、現実的にありえるのか?(その調理方法で必要量が食べられる? 調味料を使うことによるデメリットはないか?)などを総合して考えてほしくてこの方式での学習方法をとりました。

来年度にむけての改善点はあるものの、上記の理解は深まったと感じています。