アクティブラーニングで実験科目の教育を変える

実験科目において、自主的に学ぶためにはどのようにしたらいいのかをアクティブラーニングを使った授業の記録

未知試料の分析 実践することにより自分の理解を認知する その3

各班で実験をし、 

foodscienceal.hateblo.jp

 

その結果をまとめたのち、 

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全クラスすべての班の分析結果のまとめ(画用紙に記載したもの)を貼り出し、投票大会をしました。

投票については、

論理的に分析できているもの、

わかりやすくまとめてあるもの

この2つでそれぞれ1人1票を、付箋紙に上記の項目と自分の学籍番号を書いて貼り付けていきました。

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この投票のあと、各自なぜそれを選んだのかと他の班への意見・アドバイスを振り返りと同じ要領で提出しました。

各自なぜそれを選んだのかは、意図すること(分析方法が論理的か、第三者がみてわかりやすくなっているか)に基づいて判断しているかを教員が確認するために、選んだ理由をコメントしました。

また、他の班への意見・アドバイスは、他の班の結果やまとめを見ることによって、今後自分たちが同じ場面になったときにどうしたらいいかを学習することを目的として行いました。

その中で私個人が興味深かった意見は次の通りです。

改行せずに続けて書くと見づらい

字の大きさや濃さなども大切だなと思った

 →改めて、見る人の立場になって見ると、見やすいところ、見づらいところを自分事として捉えることができます。この経験がないまま同じ場面に遭遇したら、卒業制作に取り組んで、そのわかりづらさを教える側がいっても理解しがたいはずです。それよりもこのような実体験を積む方が自分の血肉になるのではと思っています。

 

色を1色だでなく大事なところは色を変えていて見やすかった。

色ペンや色鉛筆を使えばいいかなと思った。

色ペンを使うとよい。文字だけだと読む気にならない。

 →実は色については特に指示はしなかったために、各班自由意志でやっています。来年年度はあらかじめバラツキがでないように指示したいと考えています。

 

図にしている班はわかりやすくてとてもよかった。

文字だけでなく図も入れたほうが読みやすいと思った。

 →図というのはフローチャートを意味しています。こういう表し方があるということを学べたという点で効果はあったと思います。